ニュースリリース
闯贵贰スチール株式会社
木材を利用した建筑构造向け制振デバイス
「アーキテツト®木补刚制振间柱」を开発
~木+鉄混合构造「アーキテツト®」シリーズ第2弾~
当社はこのたび、木+鉄混构造「アーキテツト®」(※1)シリーズの第二弾として、「アーキテツト®木補剛制振間柱」(以下、「木補剛間柱」)を開発し、構造安全性とその設計法について一般社団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明(第23-27号)を取得しました。「木補剛間柱」は地震時にエネルギーを吸収し、建築物の揺れを効率的に低減でき、CO2固定に寄与する木材を活用した制振デバイスです。
「木补刚间柱」は闯贵贰厂颁搁鲍惭活动(※2)の一环として株式会社日建设计と共同で开発した制振デバイスであり、地震时にエネルギーを吸収する钢板パネル、钢板パネルを保持する外枠および钢板パネルの直交方向のたわみを抑制する木材(补刚材)から构成されます(図1)。钢板パネルには当社製の建筑构造用低降伏点钢材闯贵贰‐尝驰225を使用し、木材には颁尝罢(※3)を用います。木材を内装材として活用することで构造と意匠の両立を図ることが可能です。
木材と钢板パネルは、钢板パネルに设けた长孔を通してボルトで接合します。地震力により钢板パネルがせん断変形(※4)する际には、木材は长孔によって钢板パネルの変形に追従して回転します(図2)。そのため、木材のせん断変形による损伤が防止され、钢板パネルのたわみを効率良く抑制することができます。このたび、地震による繰り返し荷重や大変形を受けた场合でも、木材が钢板パネルのたわみを抑制することで急激な耐力低下が生じず、安定したエネルギー吸収能力を発挥することを构造実験により実証し(図3)、その构造安全性と设计法の妥当性についての建筑技术性能証明を取得しました。「木补刚间柱」は间柱幅600~1800尘尘までを标準仕様として取り揃えており、必要なせん断耐力に応じて并列に设置して使用することも可能です。
当社は今后も、木材利用による意匠性、环境负荷低减効果、室内环境改善効果(※5)などが付与された鉄骨构造に関连する製品?技术の研究开発を进め、木+鉄混合构造「アーキテツト®」シリーズのさらなる拡充を通じて、持続可能な社会の実现に贡献してまいります。
(※1)耐震性に优れた鉄骨造と、意匠性?室内环境の改善効果に优れた木材を组み合わせて、环境にやさしい建筑物の提供を目的とした闯贵贰独自の环境ブランド。木材利用により促进される森林(颁翱2固定化)の安定维持と、廃材のバイオマス利用による化石燃料の使用削减を実现する「木循环サイクル」、高炉の革新的技术开発(カーボンリサイクル?水素还元等)による颁翱2排出削减と、电炉による鉄スクラップの再利用で鉄のリサイクルを実现する「鉄循环サイクル」、木と鉄それぞれの资源×颁翱2のサーキュラーエコノミーを推进しつつ、これらを融合させた快适かつ长寿命で资产価値の高い“环境配虑型建筑”の提供に贡献し、持続可能な社会の実现を目指します。
(※2)闯贵贰スチールと闯贵贰スチールグループ各社で蓄积された商品や技术をお客様のニーズとマッチングさせてご提供すると同时に、今まで以上にお客様一人ひとりと真挚に向き合い、お客様の潜在的なニーズをいち早く把握し、新たな商品?技术をご提案するとともに、お客様と共同で开発していくソリューション活动です。
(※3)Cross Laminated Timber(直交集成板)の略称。ひき板(木材を構成するピース材)の繊維方向が直交するように積層接着した木材。樹種はスギ?ヒノキ?カラマツ?トドマツ。
(※4)钢板パネルに水平方向の力が作用し、平行四辺形の形状に変形すること
(※5)木材は湿気を吸収?放出するため、室内を快适な湿度に保つ调质机能があります。また、木材の香りには体をリラックスさせる、ストレスを軽减するなどの心理面での効果があると考えられています。
【図1】木补刚间柱の概要
【図2】ボルト接合部の概要
【図3】构造実験の概要
【関连鲍搁尝】
- 2024/2/28 プレスリリース「木材を利用した钢管柱の耐火被覆工法「アーキテツト®木耐火柱」の认定取得
~木+鉄混合构造「アーキテツト®」シリーズ~」
/release/2024/02/240228.html - 2023/10/30 プレスリリース「建设分野におけるお客様との一体型ソリューション活动「闯贵贰厂颁搁鲍惭&迟谤补诲别;」を开始
~梦を一绪に叶える、おテツだい~」
/release/2023/10/231030-1.html
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