ニュースリリース
闯贵贰スチール株式会社
日本製鉄株式会社
五洋建设株式会社
东亜建设工业株式会社
日本海工株式会社
鉄钢スラグ活用材料「カルシア改质土」による海底地盘改良の新工法を开発
~「バッチ式原位置混合工法」の実証试験~
闯贵贰スチール株式会社(本社:東京都千代田区、社長:北野嘉久)、日本製鉄株式会社(本社:東京都千代田区、社長:橋本英二)、五洋建设株式会社(本社:東京都文京区、社長:清水琢三)、东亜建设工业株式会社(本社:東京都新宿区、社長:早川毅)、および日本海工株式会社(本社:神戸市中央区、社長:山下聖一郎)の5社は、軟弱な海底地盤の表層改良を可能とする「カルシア改質土のバッチ式原位置混合工法」の共同開発を進めてまいりました。本年7月より約2か月に亘り国土交通省中国地方整備局と広島県の協力のもと、広島港出島地区の実海域において実証試験を実施しています。
カルシア改质土は、软弱な浚渫土(※1)に製钢スラグを原料としたカルシア改质材(※2)を混合することにより、物理的?化学的性状を改质した材料です(図1)。强度が発现して固化するなどの特性を有していることから、浚渫土の有効活用技术として埋立て材や浅场?干潟の造成材の材料などに适用されています。现行の工法は、バージ船(※3)や土槽内であらかじめ混合したカルシア改质土を所定の施工エリアへ运搬して、海中投入する事前混合処理が主流です。これに対し、今回开発した「バッチ式原位置混合工法」は、既存の海上地盘改良工法であるサンドコンパクションパイル工法(※4)の専用船に取り付けた密闭式バケットを用いて、バケット内で粘土とカルシア改质材を混合し、その场(原位置)において海底地盘の表层3尘程度をカルシア改质土に改良する工法です(図2、3)。本工法の开発により、软弱な海底地盘の浅层改良、浅场?干潟などの土留め潜堤(図4)、航路内への土砂流入防止堤(図5)、岸壁?防波堤周辺の洗掘(※5)防止など、カルシア改质土の用途拡大が考えられます。
【カルシア改质土のバッチ式原位置混合工法の特长】
●施工工程の简略化が可能
- 原位置(海底)で一连の工程を実施するため、泥土やカルシア改质土の运搬を必要としない
●施工时における海の浊りを抑制
- 密闭式バケット内でカルシア改质材と混合するため、粘土撹拌による海の浊りが発生しない
- 海底近傍でカルシア改质土を排出するため、海中投入に比べて改质土の落下高さが小さくなり、浊り発生を抑制できる
●カルシア改质土の品质向上に贡献
- バケットでの地盘の掘削时に余分な水分が含まれないため、强度?品质の向上が期待できる
- 密闭式バケット内でカルシア改质材の混合率をリアルタイムで管理できるため、混合量の过不足に迅速に対応可能
●大水深の施工が可能
実証试験后は、本工法の公的评価の取得と実用化を进め、カルシア改质土の普及拡大を推进します。今后とも、环境に优しい製品?工法の开発に注力することで、持続可能な社会の実现に贡献してまいります。
※1 港湾工事などで海底の掘削时に発生する水分や粘土分が多い泥土
※2 鉄钢製造の副产物として生成される転炉系製钢スラグを、成分管理?粒度调整した材料
※3 河川?运河や港湾内で重い货物を积んで航行するために作られている平底の船舶
※4 强固に缔固めた砂杭を地中に造成して地盘を改良する工法
※5 水流や波浪により、构造物のある水底などの泥や土が流されて削れること
【図1】カルシア改质土の外観
【図2】バッチ式原位置混合工法の施工船
【図3】バッチ式原位置混合工法の施工の流れ
【図4】バッチ式原位置混合工法の适用例 ①:浅场?干潟の土留め潜堤
【図5】バッチ式原位置混合工法の适用例 ②:航路内への土砂流入防止堤
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东亜建设工业(株) | 経営企画部広报室 | TEL 03(6757)3821 |
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