ニュースリリース
闯贵贰スチール株式会社
「テクスチャ解析型钢板表面検査装置」を开発
~人间の视覚认知に基づく画像処理技术による欠陥検出性能の向上~
当社はこのたび、人间の视覚认知に基づく画像処理技术を世界で初めてオンライン検査に适用した「テクスチャ(模様)解析型表面検査装置」(以下、本装置)を开発しました。本装置を溶融亜铅めっき钢板の製造プロセスに导入することで、欠陥検出性能のさらなる向上を実现しました。
鉄钢製品の品质向上は非常に重要な课题であり、お客様により良い品质の製品を提供するため、当社では様々な検査装置の开発に取り组んできました。钢板の表面欠陥の検出にあたっては、复数の光源とカメラを用い、撮影した画像の浓淡の违いによって、正常部と欠陥部を区别する画像式表面検査装置を导入することで、検査の自动化を通じた欠陥検出精度の向上を推进してきました(図1)。一方で、浓淡差がわずかな场合は欠陥の検出が难しく、目视検査を一部併用せざるをえなかったため、欠陥検出性能のさらなる向上が课题となっていました。
そこで当社は、従来とは全く异なる欠陥検出手法を适用した本装置を、独自に开発しました。本装置は、人间の视覚认知に基づき、撮影した画像と、様々な长さ?向きの縞模様との类似度を计算し、その结果を统计的に评価することで、欠陥部を抽出することを特徴としています(図2)。正常部との模様の违いを异常度として定量化することで、従来の表面検査装置では自动検出することが难しかった浓淡差が少ない欠陥についても、自动で検出することが可能となりました。
既に西日本製鉄所(仓敷地区)の溶融亜铅めっき钢板の製造プロセスに、本装置の导入を完了しています。目视検査の自动化による确実な表面欠陥検出によって、钢板の表面品质向上に寄与しています。今后は、本装置の全社展开を进めることで、様々な品种の表面品质向上を通じたお客様満足度の向上に努めていきます。
当社は、「JFE Digital Transformation Center」(『JDXC™』)を开设し、全製造プロセスの颁笔厂(サイバーフィジカルシステム)化を进めるなど、顿齿(デジタルトランスフォーメーション、以下顿齿)を积极的に推进することで、革新的な生产性向上および安定操业の実现を目指しています。今后とも、製造现场におけるあらゆる分野の课题を、顿齿を通じて解决していくことで、持続可能な社会の実现に贡献してまいります。
【図1】画像式表面検査装置の仕组み
【図2】テクスチャ解析型表面検査装置の仕组み