ニュースリリース
JFEスチール 株式会社
建筑构造用热间成形継目无角形钢管「カクホット®」が
CLT PARK HARUMI(CLT パークハルミ)で採用
このたび、当社の建築構造用に使用される熱間成形継目無角形钢管商品『カクホット®叠厂贬325』(以下、「カクホット®」)が、「CLT PARK HARUMI (CLT パークハルミ)」のパビリオン棟の鉄骨柱に採用されました。
「CLT PARK HARUMI」(設計?工事監理:三菱地所設計、デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所、施工:三菱地所ホーム)では、CLT(※1)の新しい魅力を示すために、2.3m間隔で並ぶ鉄骨柱に平行四辺形のCLTパネルをあみだ状に架け渡した混構造になっており 、この鉄骨柱のうち建築物の平面コーナー部の柱に『カクホット®』が使用されています。また、今年の東京オリンピック後の移築が前提となる持続的な建築物であるため、解体や再築を容易にできる様に、 CLTパネルと鉄骨柱の接合部ではパネル両側の小口に接合金物を差し込み、1つのユニットを形成しています。
『カクホット®』は、熱間シームレス成形により製造される国内唯一の継目無角形钢管で、平成26年3月に国土交通大臣の認定(※2)を取得しました。小径?厚肉の断面を特徴とし、柱材に使用した場合、空間の有効利用?省スペース化が可能であり、意匠材としても有効に活用できます。「CLT PARK HARUMI」では、小径?厚肉の角形断面をもつ『カクホット®』を用いることで、2方向の地震力に耐えつつ、鉄と木材のコラボレーションによる优れた意匠性を実现することができました。
『カクホット®』のサイズ展開は、4シリーズの外径(150、200、250、300mm)で、钢管厚さとして最大33mmを揃えております(表1参照)。また、通常の冷間成形角形钢管を柱に用いる際には「冷間成形角形钢管設計?施工マニュアル」による設計制限(※3)を受ける必要がありますが、『カクホット®』は熱間シームレス成形により製造されるため、全断面(平板部及び角部)にわたりSN材(JIS G 3136)と同等以上の母材性能を有しており(表2及び表3参照)、設計制限を受ける必要がありません。
当社は今后、鉄骨造建筑物への『カクホット®』の採用拡大を目指してまいります。また、今后ともお客様のご要望に幅広くお応えし、持続可能な社会の実现に贡献できるよう、付加価値の高い建筑建材商品の开発に努めてまいります。
【写真1】CLT PARK HARUMI 全景
【写真2】カクホット®と CLT パネル
(※1)颁尝罢 Cross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料で、構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果も期待できる材料。
(※2)国土交通大臣认定 建筑基準法に基づく国土交通大臣认定。建筑基準法第37条で指定された材料と异なる材料の使用については、大臣认定の取得が必要。认定番号は「惭厂罢尝-0438」。
(※3)「冷間成形角形钢管設計?施工マニュアル」による設計制限
柱に通常の冷間成形角形钢管を用いる場合は、断面の塑性加工を考慮し、各構造設計ルートに応じて、地震力によって柱に生じる力の割増率や柱はり耐力比の上限規定等を用いた付加的安全性検証が求められる。(独)建築研究所監修「2018年版 冷間成形角形钢管設計?施工マニュアル」を参考にすることができる。
【表1】『カクホット®』の製造サイズ表
寸法 (mm) |
板厚(尘尘) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
13 | 16 | 19 | 22 | 25 | 30 | 33 | |
150×150 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
200×200 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
250×250 | ● | ● | ● | ● | ● | ||
300×300 | ● | ● | ● | ● |
【表2】『カクホット®』の机械的性质に関する製品规格概要
引张试験 | シャルピー 吸収エネルギー |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
厚さ (mm) |
降伏点または 0.2%耐力 (N/mm2) |
引张强さ (N/mm2) |
降伏比 (%) |
试験片 | 伸び (%) |
试験 温度 (℃) |
吸収 エネルギー (J) |
13≦t≦25 | 325〜445 | 490〜610 | ≦80 | 5 号 | 33≦ | 0 | 70≦ |
25<t≦33 | 1A 号 | 21≦ |
備考1) 试験片は平板部より採取するものとする。
備考2) シャルピー衝撃试験片はJIS Z 2242 Vノッチ、長さ方向とする。
【表3】SN490B(JIS G 3136)の機械的性質に関する製品規格概要
引张试験 | 衝撃试験 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
降伏点又は耐力(狈/尘尘2) | 引张强さ (N/mm2) |
降伏比(%) | 伸び | 试験 温度 (℃) |
シャルピー 吸収 エネルギー (J) |
|||||
厚さ(尘尘) | 厚さ(尘尘) | |||||||||
6≦t<12 | 12≦t≦40 | 40<t≦100 | 6≦t<12 | 12≦t≦100 | 厚さ (mm) |
试験片 | (%) | |||
325≦ | 325〜445 | 295〜415 | 490〜610 | ― | ≦80 | 6≦t≦16 16<t≦50 40<t |
1A 号 1A 号 4 号 |
17≦ 21≦ 23≦ |
0 | 27≦ |
闯贵贰スチール(株) | 総务部広报室 | 罢贰尝03(3597)3166 |