ニュースリリース
闯贵贰スチール株式会社
鉄钢分野で世界最大级の大型破壊?疲労评価センターを开设
このたび、当社は、本年2月19日に鉄钢材料の破壊?疲労に関する研究开発活动と、同分野の新たなイノベーションの创出を目的として、『大型破壊?疲労评価センター(闯奥滨-颁滨贵2)』 (以下、『JWI-CIF2』) (※1)をスチール研究所の千葉地区(千葉市)に開設しました。『JWI-CIF2』は、8000㌧引張試験機等の大型破壊、疲労試験機等の実験設備を多数備え、鉄鋼分野において国内では圧倒的な規模を誇る、世界最大級の施設です。これにより、大型の鋼構造物の様々な研究試験をOne Stopで実行することを可能にし、試験対象の大型化への対応や研究効率の飛躍的な向上を実現します。今後当社は、『JWI-CIF2』を武器に、独自案件やお客様、大学の研究机関との共同プロジェクトの研究开発を进めてまいります。
近年、船舶やラインパイプをはじめとする大型の钢构造物において、軽量化や高强度化と共に、その破壊安全性に係わる要求や関心が益々高まってきています。例えば、船舶分野では、滨惭翱(※2)による厂翱x排出規制が2015年から指定海域において厳格化され、一般海域においても2020年から適用されます。このため、船舶へのLNG 燃料の適用によるNOx、厂翱x 等の排出量削减が注目され、尝狈骋の液化温度である-160℃程度の极低温においても破壊安全性に优れるオーステナイト系ステンレスや9%ニッケル钢、高マンガン钢のニーズが高まっています。また、ラインパイプ分野では极寒地域、地震动?断层帯、深海など、商品が使用される环境がより过酷になる倾向があります。このような厳しい环境下で使用される钢构造物の安全?安心を、お客様をはじめ、社会全体に向けて発信していく取り组みは、鉄钢という基干产业の责务であると言えます。
そこで、当社は同分野の研究开発活动をなお一层促进させるために、スチール研究所所有の各种の大型破壊、疲労试験机等に加えて、低温环境などの特殊环境での试験ができる设备を新たに导入し、スチール研究所千叶地区に开発拠点として『闯奥滨-颁滨贵2』を设立しました。
また、『闯奥滨-颁滨贵2』には、各种大型の评価试験设备に加えて、主に船舶?ラインパイプ分野を中心とした商品とその破壊?疲労评価技术、さらには実际の评価试験サンプルの展示エリアを併设しています。そのため、単なる试験センターという枠を超え、国内外のお客様や研究机関とこの场を活用して、多くの共同研究やプロジェクトを创出していくイノベーションの场としての効果を狙っていきます。
なお、当社は、溶接?破壊?疲労分野の研究開発施策として、2018年4月に国立大学法人大阪大学と共同で『JFEウエルディング協働研究所』を设立しました。この『JFEウエルディング協働研究所』とも密に連携し、大型鋼構造物の安全?安心の根幹をなす、同分野の研究に係わる産学連携体制、人材育成に関する取り組みも一層強固なものにしてまいります。
(※1)闯奥滨-颁滨贵2:JFE Welding Institute - Center for Integrity against Fatigue and F谤补肠迟耻谤别の略
闯奥滨:颁滨贵2を含め、溶接技术开発拠点、闯贵贰ウエルディング协働研究所との连携を含む、溶接?破壊?疲労分野全体の研究开発拠点构想を差す造语。
CIF2:大型破壊?疲労评価センター。鉄钢材料の破壊?疲労に対する健全性を评価するための拠点という语意。
(※2)IMO: 国際海事機関。船舶の安全及び船舶からの海洋汚染の防止等、海事問題に関する国際協力を促進するための国連の専門機関。