茄子视频

PC版

MENU

ニュースリリース


闯贵贰スチール株式会社

世界初「高伸び-伸びフランジ型高张力合金化溶融亜铅めっき钢板」を开発
-プレス加工性に优れたハイテン骋础のラインナップ拡充-

当社は、このたび自动车骨格部品用に、伸び特性に加えて伸びフランジ成形性にも優れた590~980MPa級の高伸び-伸びフランジ型高張力合金化溶融亜鉛めっき(ハイテンGA)鋼板の開発に世界で初めて成功しました。

自动车の軽量化を推進するために、車体強度や耐衝突特性を支える骨格部品へのハイテンGA鋼板の適用拡大がさらに加速しています。これまで当社は鋼板の高強度化、ならびにプレス加工に必要な延性(伸び)に優れた高伸び型鋼板の開発を通じて軽量化に寄与してきました。

一方で、骨格部品の中には复雑な形状を持ち、伸びだけでなく高い伸びフランジ成形性(*1)を必要とするため高强度钢板の适用が进展しにくい部品(*2)があります。そこで当社は、従来钢に比べて伸びフランジ成形性を向上させた、高伸び-伸びフランジ型ハイテン骋础钢板の开発に取り组みました。

従来、強度と伸び特性を両立させるため、硬度差のある複数の金属組織を鋼板の中に共存させる方法がとられていました。しかし、鋼板をプレス用ブランク素材に打抜く工程において、この金属組織の硬度差が原因となり、成形時に鋼板端面内部において割れの起点となるボイド(*3)が発生しやすくなりました。これが鋼板の伸びフランジ成形性を低下させることになり、伸びと伸びフランジ成形性の両立が自动车骨格部品の更なる高強度化への大きな課題となっていました。

当社はこの课题を解决するため、独自の热処理により金属组织それぞれの硬度や体积などを精緻にコントロールする画期的な组织制御技术を开発しました。本技术の适用により、打抜き工程でのボイドの発生が抑制され、高い伸びを维持しながら伸びフランジ成形性を向上させた、590~980惭笔补级ハイテン骋础钢板の製造が世界で初めて可能となりました。

今回開発した鋼板は、当社従来鋼に比べて約2倍もの穴広げ率を有しています(*4)。これにより、自动车骨格部品の形状自由度が広がり、深い絞り形状のピラーロアなどの車体骨格部品について、更に強度の高いハイテンGAを積極的に適用することが可能となり、自动车の更なる軽量化(薄肉化)に大きく寄与します。

当社では、本开発钢の适用拡大を目指すとともに、今后も更なる高性能な高张力钢板の开発に努め、軽量化をはじめとするお客様からのご要望にお応えしてまいります。

(*1)伸びフランジ成形性:

伸びフランジ成形性は、钢板の端面(フランジと呼ばれる端の部分)の変形能を示しています。伸びフランジ成形性は、打抜き穴を円锥状の工具で押し広げて、初期径に対してどこまで広げられるかを穴広げ率で数値评価します。

伸びフランジ成形性

(*2)伸びフランジ不足による成形割れ事例(ピラーロア):

伸びフランジ不足による成形割れ事例(ピラーロア)

(*3)ボイド:

钢板の组织内に発生する微小なクラック。以下に当社従来钢の例を示しています。フランジ成形时に割れの原因となります。

ボイド

(*4)本开発钢の穴広げ率:

本開発鋼の穴広げ率

本件に関するお问い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 Tel 03(3597)3166

ニュースリリース一覧へ戻る